「IoT・AI・ロボット導入及びサイバーセキュリティ対策」専門人材育成講座

IoT・AI・ロボット導入及びサイバーセキュリティ対策を行う高度専門人材を育成します。

受講について

この講座は、「IoT・AI・ロボットの導入及びサイバーセキュリティ対策」の計画や検討を進めるにあたり、必要な技術を習得し、導入・管理・運用ができる人材を育成することを目的としています。

テーマ

「IoT・AI・ロボットの導入とサイバーセキュリティ対策」

サイバーセキュリティ対策編

事業継続の一環として、サイバーセキュリティの必要性を認識するとともに、事業現場が直面するサイバーリスクを理解し、対策を講じることのできる人材を育成します。

AI・IoT導入編

AI・IoT技術者として、生産性や品質向上のための業務管理運用と効果的なAI・IoT導入の方策を学習します。 管理・運用のためのシステムを構築する人材を育成します。

ロボット導入編

機械・電気・制御といったロボットエンジニアリング系の知識・技術だけでなく、生産技術、営業技術、安全対応等、ロボットシステムインテグレータとして必要な技術の習得を目指します。

  • 募集30社
  • 受講費無料
  • 募集期間2023年5月29日(月)~2023年6月15日(木)まで
    2023年6月30日(金)まで締め切りを延長します。←募集終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。
  • 会場名古屋工業大学 4号館1階 産学官交流スペース 他
受講対象者 ●IoT・AI・ロボットの導入やサイバーセキュリティ対策を担う方技術者等を対象とします。(経営者・経営幹部・部門長等を含む)
● 原則として名古屋市内に本社もしくは支社・支店・倉庫・工場等の事業・生産拠点がある企業に勤務されている方とします。
● 定員を超える申込があった場合、主催者(名古屋市)が事業の趣旨に基づき受講者を選定します。
申込方法 講座の「受講申込書」を下記「申込書[Excel]」ボタンをクリックしてダウンロードし、
必要事項をご記入の上、電子メールに添付してご送信ください。

①メール送付先:n.r.i.center@adm.nitech.ac.jp
 件名:名古屋市専門人材育成講座申込

②こちらから電子メールにて申込書受領連絡をいたします。
 なお、3営業日以内に届かない場合は、ご連絡ください。(TEL:052-735-7547)

③受講の可否は、募集締切後に電子メールでご連絡します。
 定員を超える申込があった場合、主催者(名古屋市)が事業の趣旨に基づき受講者を選定します。
注意事項 ・受講企業は、「専門人材育成講座」の全日程(16回)、合同講座(2回)への参加が必要です。
・「サイバーセキュリティ対策編」「AI・IoT導入編」「ロボット導入編」の各テーマ(編)単位で受講者を変えることも可能です。
・各テーマ(編)1名のみ、最大1社3名までの出席が可能です。テーマ(編)で受講を分担される場合は、そのうちの1名が合同講座に参加することになります。

・講座内で得た情報等機密保持
・感染症対策などをはじめとする安全への留意
・交通費や通信費など講座受講にかかる費用の実費負担
・アンケート調査、フォローアップ調査への協力 など

詳細は、受講決定以降に事務局からご案内する「受講にあたっての確認書」をご確認ください。この確認書は、代表者または所属長のご承認を得た上で、受講者本人のご署名をいただき、受講確定後すみやかにご提出いただきます。

スケジュール※感染症対策等として、Web講義形式とするなど、日程・内容・方法が変更になる場合があります。

日時 テーマ

1回目
7/13(木)
09:30~12:30
オリエンテーション
主催者挨拶・事務局オリエンテーション
講義
制御システムとセキュリティ
演習
工場へのサイバー攻撃
2回目
7/13(木)
13:30~16:30
演習
制御システムへのハッキング
講義
サイバー攻撃への防御策
3回目
7/20(木)
09:30~12:30
講義
セキュリティとリスクマネジメント
演習
仮想製造企業を想定したサイバーインシデント演習①
4回目
7/20(木)
13:30~16:30
演習
仮想製造企業を想定したサイバーインシデント演習②
総括
 

AI・IoT導入編(※1 ※2)

5回目
9/13(水)
13:00~16:00
オリエンテーション
事務局オリエンテーション
講義
IoTとその応用(最新技術動向とサービスを俯瞰)
6回目
9/14(木)
13:00~16:00
演習
センサの特性とネットワーク構成&ペーパープロトタイピング
7回目
9/20(水)
13:00~16:00
演習
Arduinoとセンサを接続してみよう
8回目
9/21(木)
13:00~16:00
演習
ESP32マイコンでWi-Fi通信をしてみよう
9回目
9/27(水)
13:00~16:00
演習
プロトタイピング(何らかのデータをとるシステムを作ってみよう)
10回目
9/28(木)
13:00~16:00
演習
プロトタイピングと評価
講義
講評と未来のIoTシステムについて

ロボット導入編

11回目
10/4(水)
13:00~16:30
オリエンテーション
事務局オリエンテーション
講義
ロボット導入の基本的な考え方(導入環境の整備等)
12回目
10/13(金)
13:30~16:30
講義
営業技術・仕様書作成
13回目
10/20(金)
13:30~16:30
講義
ロボット・IoT・AIの活用とプロジェクトマネジメントの重要性
14回目
10/27(金)
13:30~16:30
講義
ロボットシステムにおける設計技術
15回目
11/2(木)
13:30~16:30
講義
協働ロボット利用技術
演習
リスクアセスメント演習
16回目
11/10(金)
13:30~16:30
演習
ロボット導入に伴う、工程及びレイアウト変更検討と成果発表

※1 「AI・IoT導入編」の講義では、Wi-Fi環境に接続可能なノートPCが必要となりますので必ずご持参ください。PCのスペックはArduino IDE(https://www.arduino.cc/en/software)が動作するものが最低要件となります。
※2 AI・IoT導入編の受講には、予め「Arduino」の入門・基礎書籍等のご一読をお薦めします。
※3 『ロボットシステムインテグレーション導入プロセス標準』RIPS(Robot system Integration Process Standard):
  ロボットシステムの導入において、最適な手順でシステム導入できる工程管理手法で、ロボット革命イニシアティブ協議会・ロボット利活用推進WGでの検討・承認を経たもの。

【合同講座】【1】業務モデリングワークショップ 8月2日(水) ~DXとは何か、デジタル化事例、業務モデリングとは~
      【2】見学・講演会 9月6日(水) 午前午後、10月24日(火) より1回を選択 ~IoT導入事例紹介~
 IoTを導入している企業の方々に、導入に関して苦労したこと、導入して得られた効果等をお話いただきます。

講師紹介

サイバーセキュリティ編

越島 一郎

名古屋工業大学 客員教授越島 一郎

重要インフラ防御のための制御システムセキュリティを研究。現在、専門委員としてIPA産業サイバーセキュリティセンターの運営と教育・研究。

● 1979年
 早稲田大学大学院工学研究科応用化学専攻修士課程修了
● 1979年
 千代田化工建設(株)入社
● 1998年
 千葉工業大学 プロジェクトマネジメント学科
 助教授・教授
● 2008年
 名古屋工業大学 教授
● 2019年
 名古屋工業大学 ものづくりDX研究所 客員教授
橋本 芳宏

名古屋工業大学 名誉教授橋本 芳宏

制御系サイバーセキュリティ、プロセス制御、運転支援、障碍者支援などの研究に従事。
IPA産業サイバーセキュリティセンター講師。

● 1985年
 京都大学化学工学専攻博士課程(単位取得退学)
● 1985年
 名古屋工業大学 生産システム工学科 助手
● 2003年
 名古屋工業大学 教授
● 2023年
 名古屋工業大学ものづくりDX研究所 名誉 教授

AI・IoT導入編

大塚 孝信

名古屋工業大学 准教授大塚 孝信

IoTおよび異常検知、予測に関する研究・開発に従事。
海洋、製造業、医療向けIoTのデバイス開発から予測まで一貫した研究を行う。

● 2015年  
 名古屋工業大学大学院博士後期 課程修了 博士(工学)
● 2012年~
 名古屋工業大学特任助教
● 2015年~
 同大学プロジェクト助教
(その間、カリフォルニア大学アーバイン校客員研究員)
● 2018年~
 名古屋工業大学大学院 情報工学専攻 准教授

ロボット編

永井 伸幸

株式会社バイナス 取締役永井 伸幸

職業訓練指導員
ロボットシステムインテグレータスキル標準策定委員
「ロボットシステムインテグレータのスキル読本」執筆。
高度ポルテクセンター「ロボットによるシステム設計技術(ロボットシステム導入編)」講師

● 1998年
 ユニー株式会社(バイナス事業部)入社
● 2008年
 株式会社バイナス取締役技術部長
● 2022年より現職
荒川 雅裕

名古屋工業大学 教授荒川 雅裕

現在、生産システムの最適化技法の研究、設計・製造の情報システムの開発に従事。名古屋工業大学 社会人教育カリキュラム「工場長養成塾」塾長。名古屋工業大学 先進生産技術研究センター 先進製造戦略部門担当。

● 1995年
 埼玉大学大学院 理工学研究科博士後期課程修了(博士(工学))
● 1996年
 関西大学 工学部 管理工学科 助手
● 2002年
 マサチューセッツ工科大学 客員研究員
● 2003年
 関西大学 同学部 同学科 助教授
● 2010年
 関西大学 環境都市工学部都市システム工学科 教授
● 2012年
 名古屋工業大学 工学部 都市社会工学科
 経営システム系 教授
羅本 礼二

ミツイワ株式会社 顧問羅本 礼二

FA/ロボットシステムインテグレーター協会の設立時には中枢メンバーとして活動。ロボットの普及とSier育成の為、経済産業省への政策提言や東京大学ものづくりインストラクター養成スクールでの講師などを通じて精力的に活動中。

● 1979年 
 早稲田大学政治経済学部卒業
● 1981年
 ミツイワ株式会社入社
● 2015年
 取締役社長就任
● 2023年より現職
深瀬 哲也

ミツイワ株式会社 スマートファクトリービジネス推進部 副部長深瀬 哲也

それまでのITシステム導入経験を活かし、FA技術者とともにロボットシステム導入手順(RIPS)を策定。現在、実案件を行いながらRIPSの普及活動に従事する。

● 1990年 
 ㈱富士通京浜システムエンジニアリング(現富士通株式会社)入社
● 2016年
 ミツイワ株式会社入社
坂口 雅浩

株式会社バイナス 技術部長坂口 雅浩

2次元/3次元ビジョンセンサ、力覚センサ、触覚センサ等の「感覚」を持つロボットを搭載した生産システムの開発に従事。

● 2002年
 名古屋工業大学大学院 博士前期課程修了
● 2004年
 中央立体図株式会社(現 CDS株式会社)入社
● 2014年
 株式会社バイナス入社
● 2018年
 同 技術部長